ニコン Z50IIは、最新の画像処理エンジン「EXPEED 7」の採用によって、AF性能や被写体認識性能が大きく向上したAPS-Cミラーレスです。軽量なボディと扱いやすさ、高いコストパフォーマンスが評価され、これから一眼カメラを始める人から経験者まで幅広い支持を集めています。
一方で、実際に購入を検討している人や愛用しているユーザーの間では、「もう少しここが進化してほしい」と感じるポイントも挙げられています。
特に話題になるのが、ボディ内手ブレ補正やバッテリー性能、他社のAPS-C上位モデルの存在です。
そこで注目されているのが、将来的な登場が期待される「Z90(仮)」です。正式な発表はありませんが、ニコンAPS-Cシリーズのフラッグシップとして登場するのではないかという期待が高まっています。
今回は、Z50IIの魅力を振り返りながら、次世代APS-C機に求められている進化を整理してみます。
Z50IIはAPS-Cとして非常に完成度が高い
Z50II最大の魅力は、やはりAF性能でしょう。
EXPEED 7の恩恵により、人物や動物、乗り物などの被写体認識性能が向上し、従来モデルからの進化を実感するユーザーが多く見られます。動く被写体にも対応しやすくなり、スポーツや子どもの撮影でも安心感が増しました。
また、ニコン独自のピクチャーコントロールを活用した「イメージングレシピ」も人気です。JPEG撮って出しでも自分好みの色づくりを楽しめるため、RAW現像をしなくても作品づくりができる点は大きな魅力といえます。
さらに、電子ファインダーを搭載しながら価格を抑えていることも評価されています。
APS-C機では携帯性を重視したモデルも増えていますが、「ファインダー付きで本格的に撮影したい」というニーズには、Z50IIがしっかり応えている印象です。
Nikon ニコン Z50II

「あと一歩」と感じるポイントは、そのままZ90(仮)への期待につながる
Z50IIは完成度の高いAPS-Cミラーレスですが、実際に使っているユーザーからは「あと一歩進化してほしい」と感じるポイントも挙げられています。そして、その多くは次期APS-Cフラッグシップ「Z90(仮)」への期待にもつながっています。
ボディ内手ブレ補正(IBIS)が欲しい
最も多く挙がる要望が、ボディ内手ブレ補正(IBIS:イメージセンサーを動かしてブレを補正する機構)の搭載です。
レンズ側に手ブレ補正がない単焦点レンズやオールドレンズを使う機会が多い人ほど、この機能を望む傾向があります。
また、暗い場所での手持ち撮影や夜景、スナップ撮影などでも恩恵は大きく、APS-C上位機種として登場するのであれば、ぜひ搭載してほしいという期待が高まっています。
バッテリー性能
旅行やイベント撮影では、一日中カメラを持ち歩き、頻繁にシャッターを切ることも珍しくありません。
Z50IIはUSB給電やモバイルバッテリーによる充電にも対応していますが、撮影中にバッテリー残量を気にせず使いたいというユーザーもいます。そのため、より容量の大きなバッテリーの採用や、省電力性能のさらなる改善を望む声があります。
より高級感のあるボディ
シャッター音やボタンのクリック感、ダイヤルの操作感、ボディの剛性感など、撮影時の「道具としての質感」を重視するユーザーも少なくありません。
写真はスペックだけでなく、カメラを手に取り、シャッターを切るまでの体験も満足度を左右します。そのため、Z90(仮)にはマグネシウム合金を採用した堅牢なボディや、防塵・防滴性能の強化、押し心地の良いボタンや節度感のあるダイヤルなど、上位機種らしい作り込みを期待する声があります。
縦位置グリップやデュアルカードスロットにも期待
APS-Cでも野鳥やスポーツなど本格的な撮影を楽しむユーザーは少なくありません。
そのため、縦位置グリップへの対応や、バックアップ記録が可能なデュアルカードスロットなど、上位モデルらしい拡張性や信頼性を期待する声もあります。
現時点で「Z90(仮)」は正式発表されておらず、仕様も明らかになっていません。しかし、こうした要望を満たすモデルとして登場すれば、ニコンAPS-Cシリーズの魅力をさらに高める存在になりそうです。
センサーはどこまで進化するのか
Z90(仮)で特に注目されそうなのが、センサーの進化です。
現在のZ50IIでも画質への評価は高いものの、「APS-Cフラッグシップ」を名乗るのであれば、さらなる性能向上を期待する声があります。
例えば、裏面照射型(BSI)センサーが採用されれば、高感度撮影時のノイズ低減やダイナミックレンジの向上が期待できます。夜景や室内撮影が多いユーザーにとっては、画質面でのメリットを感じられるかもしれません。
さらに期待が集まるのが積層型センサーです。
積層型センサーは読み出し速度が非常に速く、電子シャッターで発生しやすい被写体の歪み(ローリングシャッター現象)の軽減や、高速連写性能の向上が期待できます。
野鳥やスポーツ撮影を楽しむユーザーにとっては、大きな魅力となるでしょう。
ただし、積層型センサーは製造コストが高いため、採用された場合は価格にも影響する可能性があります。ニコンが性能と価格のバランスをどのように取るのかも注目したいポイントです。
メンテナンス性能も進化してほしい
レンズ交換式カメラでは、撮像センサーへのゴミや汚れは避けて通れない問題です。
そのため、超音波によるセンサークリーニング機能の強化を望むユーザーも少なくありません。
メンテナンスの手間が減れば、屋外でのレンズ交換もしやすくなり、撮影の自由度も高まります。
普段使いの快適さという意味でも、見逃せない進化ポイントです。
APS-Cだからこその魅力をさらに伸ばしてほしい
近年は軽量なフルサイズ機も増えています。
そのため、「少し予算を足してフルサイズを選ぶべきか」と悩む人も多いでしょう。
しかし、APS-Cにはボディだけでなくレンズも小型・軽量にできるという大きなメリットがあります。
もしZ90(仮)が、ボディ内手ブレ補正や高性能センサー、優れた操作性を備えた本格モデルとして登場すれば、「あえてAPS-Cを選ぶ」という魅力はさらに高まるはずです。
旅行や登山、野鳥撮影、スナップなど、機動力を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢になる可能性があります。
まとめ|Z50IIはおすすめ。それでもZ90(仮)への期待は膨らむ
Z50IIは、AF性能や画質、携帯性、価格とのバランスなど、多くの魅力を備えたAPS-Cミラーレスです。初めての一眼カメラとしても、サブ機としても十分満足できる完成度を持っています。
一方で、ボディ内手ブレ補正やバッテリー性能、ボディの堅牢性などについては、さらなる進化を期待するユーザーが多いのも事実です。
現時点では「Z90(仮)」に関する情報は正式発表されておらず、多くは期待や予想の段階にあります。しかし、ニコンAPS-Cシリーズにフラッグシップモデルを望む声が根強いことは間違いありません。
Z50IIで培われた完成度を土台に、さらに一歩進んだAPS-C機が登場すれば、APS-Cというフォーマットの魅力を改めて感じさせる存在になるはずです。正式な発表はまだありませんが、ニコンがどのような一台を送り出すのか、今後の展開に注目したいところです。
おまけ:Z50IIと一緒に揃えたいおすすめレンズ2選
Z50IIはもちろん、将来的にAPS-C上位モデルが登場した場合にも活躍が期待できる、おすすめのZマウントレンズを3本紹介します。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
標準ズームとして最も扱いやすい一本です。軽量・コンパクトながら描写性能も高く、旅行やスナップ、日常撮影まで幅広く活躍します。初めての交換レンズとしてもおすすめです。
Nikon ニコン NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR [シルバー]

NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
運動会や野鳥、公園での撮影など、望遠撮影を気軽に楽しめるレンズです。重量を抑えながら十分な望遠域をカバーできるため、Z50IIとのバランスも良好です。
Nikon ニコン NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

NIKKOR Z 24mm f/1.7
明るい単焦点レンズで、室内や夜景、スナップ撮影で活躍します。APS-Cでは約36mm相当の画角となり、日常使いにちょうど良い一本です。ボディ内手ブレ補正が搭載された上位APS-C機が登場すれば、その魅力をさらに引き出せるレンズとしても期待できます。


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