X-T50のモニターが突然真っ暗になって慌てたときの顛末(2025.1.30)

カメラの機構

今年初めて雪が降ったので、X-T50を持って雪が降る景色の撮影をしていました。

すると、突然モニターが真っ暗になってしまい、電源を入れ直しても復旧しません。

X-T50は防塵防滴対応ではないため、「雪がかかったせいで壊れてしまったのか?」と焦りましたが、わずかに雪がついただけで故障するとも思えず、不安になりながらも原因を探ることに。

中古品への不安と過去のトラブル

実は、先日フリマで購入したE-M5が到着初日に全く動かなくなってしまったばかりで、X-T50も中古品だったことから「また故障してしまったのではないか?」という不安でいっぱいでした。

さらに、正月にヨドバシカメラに立ち寄り各メーカーの展示機を色々見て回ったのですが、X-T50とX-T5だけがフリーズしていたのを思い出し、「フジフィルムのカメラって壊れやすいのか?」と疑心暗鬼になりました。

誤作動の原因:アイセンサーへの水滴付着

何度も電源を入れ直したり、モニターを開閉したりと試行錯誤していると、5分ほどで自然にモニターが元通り映るようになりました。

短時間で改善したものの、原因がわからないままだったので調べてみると、どうやらファインダーのアイセンサーに雪が溶けた水滴が付着して誤作動を起こし、ファインダー表示モードになっていたことが原因のようです。

X-T50はアイカップが浅いため水滴がつきやすく、ファインダー下部にあるセンサー部分に雪や水滴がつくと、ファインダーがずっとオンの状態になってしまいます。

その結果、液晶モニターがオフになっていたのだとわかりました。

アイセンサー設定の確認

X-T50のVIEW MODE設定

アイセンサーの設定を変えようと、セットアップメニューの「表示設定」→「VIEW MODE設定」を確認してみました。

撮影時の「VIEW MODE設定」には5つの項目があり、アイセンサーをOFFにしたい場合は「LCD ONLY」または「EVF ONLY」のいずれかを選ぶ形になります。

しかし「アイセンサーをONにしつつ、常時液晶も表示する」という設定は存在しないため、初期状態のままで、ファインダー周りが濡れたり汚れたりした場合は都度気をつけることにしました。

「VIEW MODE設定 → 撮影時」の各設定

設定 内容
アイセンサー ファインダーに目を近づけると、アイセンサーの働きにより表示が自動的にファインダーに切り替わります。目を離すと液晶モニターに表示が戻ります。
LCD ONLY 液晶モニターにのみ表示します。
EVF ONLY ファインダーにのみ表示します。
EVF ONLY + E ファインダーに目を近づけたときだけ、アイセンサーの働きによりファインダーに自動的に表示されます。
アイセンサー + LCD撮影画像表示 撮影時はファインダーに目を近づけるとアイセンサーの働きにより自動的にファインダー表示になり、撮影後に目を離すと液晶モニターで撮影画像を確認できます。
セットアップメニューの「D表示設定」→「撮影画像表示」で設定された内容が液晶モニターに表示されます。
※動画撮影時は選択できません。

大きめアイカップでの対策

なお、X-T50に装着できる大きめのアイカップも市販されているようです。

もし今回のような現象が頻繁に起こるようであれば、そのアイカップの取り付けを検討するつもりです。

後記

雪がまとまって降ったのは今年初です。また雪かきのシーズンが始まってしまいました。

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