マイクロフォーサーズの望遠レンズ選び
マイクロフォーサーズといえば、小型軽量な望遠レンズが魅力の一つです。
以前、オリンパスの望遠レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIを所有し、しばらく使用していました。
しかし、手ブレ補正機構が搭載されていないため、撮影した写真の多くが手ブレによりピンボケしており、思うように使いこなせませんでした。
当時は今よりカメラの使い方に対する理解不足が多分にあったかもしれませんが、結果的に使用する機会が減り、2023年7月に購入したこのレンズを、半年後の2024年4月に手放しました。
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIを購入した理由
その後、2024年12月にLUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIを新たに購入しました。
このレンズを選んだ理由は、手ブレ補正機構が搭載されていること、そしてM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mmよりもF値が若干明るいことでした。
中古でLeicaの100-400mmも検討しましたが、中古価格が約11万円と高額だったため、実売価格約5万5千円で購入できるLUMIX G VARIO 100-300mmを新品で選択しました。
さらに、LUMIX G VARIO 100-300mmは防塵防滴対応という点も魅力的でした。
発売日がオリンパスのレンズよりも4年遅いため、性能差があるのは当然かもしれませんが、実売価格の差は約2万円程度であることを考えると、コストパフォーマンス的にもLUMIXのレンズに軍配が上がります。
パナソニックの「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II」とオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」の性能比較表
項目 | LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II | M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II |
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発売日 | 2017年2月23日 | 2013年3月1日 |
焦点距離 | 100-300mm(35mm判換算:200-600mm) | 75-300mm(35mm判換算:150-600mm) |
開放絞り値 | F4.0-5.6 | F4.8-6.7 |
レンズ構成 | 12群17枚 | 13群18枚 |
最短撮影距離 | 1.5m | 0.9m |
最大撮影倍率 | 0.21倍(35mm判換算:0.42倍) | 0.23倍(35mm判換算:0.46倍) |
手ブレ補正 | POWER O.I.S.(光学式手ブレ補正) | 非搭載 |
フィルター径 | 67mm | 58mm |
サイズ | 約126mm(長さ)×73.6mm(直径) | 約116.5mm(長さ)×69mm(直径) |
質量 | 約520g | 約423g |
防塵・防滴 | 対応 | 非対応 |
実際に使ってみた感想
手ブレ補正の効果を実感
使用カメラはパナソニック製ではなくOM SYSTEMのOM-1ですが、レンズ側の手ブレ補正スイッチをON/OFFして撮り比べたところ、手ブレ補正の効果をしっかりと実感できました。
実際に撮影した写真でも、補正が効いていることを確認でき、手ブレが原因でピントを外すことが少なくなった印象です。
もちろん、望遠端ではブレることもありますが、ガチピン(正確なピント)で撮れる確率が大幅に向上しました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIは以前使っていたOM-5に装着して使っていましたが、現在はOM-1に買い替えています。
そのため、OM-5の手ブレ補正が6.5段、OM-1が7段と0.5段分の差があることも、撮影結果の違いに多少は影響しているかもしれません。
画質にも満足
画質についても、解像感は十分で満足のいく仕上がりでした。
これからの撮影がさらに楽しみになり、近所のため池に飛来している白鳥を撮影しに行く予定です。
まとめ
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 IIは、手ブレ補正がしっかり効き、解像感も十分に満足できる望遠レンズです。
特に、手ブレ補正のないM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mmからの買い替えでは、その効果を強く感じることができました。
防塵防滴性能も備えており、実売価格を考えるとコストパフォーマンスも良好です。
今後、さらなる撮影を重ねながら、レンズの性能をチェックしていき、新たな知見がたまりましたら、記事にまとめたいと思います。
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