Sony α7 IIIは2018年発売ながら2026年現在も中古市場で高い人気を誇るフルサイズミラーレスです。その後継機α7 IVは2021年発売。この2機種の違いを徹底的に比較し、α7 IIIユーザーが買い替えるべきかを検証します。
スペック比較表
| 項目 | α7 III | α7 IV |
|---|---|---|
| 発売年 | 2018年 | 2021年 |
| 有効画素数 | 約2,420万画素 | 約3,300万画素 |
| センサー | 裏面照射型Exmor R | 裏面照射型Exmor R(新世代) |
| プロセッサー | BIONZ X | BIONZ XR |
| AF測距点 | 693点(像面位相差) | 759点(像面位相差) |
| 連写速度 | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
| 動画 | 4K/30p(全画素読み出し) | 4K/60p(Super 35mm時) |
| 手ブレ補正 | 5軸5.0段 | 5軸5.5段 |
| モニター | チルト式92万ドット | バリアングル式104万ドット |
| CFexpress Type A | 非対応 | 対応(スロット1) |
| メニュー | 旧世代UI | 新世代UI |
α7 IVの主な進化点
1. 画素数の向上(2,420万→3,300万)
解像度が35%以上向上。風景・建築・商業写真で大きな差が出ます。一方、スポーツ・報道など速写優先の用途では画素数よりも連写バッファや処理速度のほうが重要です。
2. 動画性能の大幅進化
α7 IVは4K/60pに対応し(Super 35mmモード)、Log撮影の幅も広がりました。α7 IIIの4K/30pは今でも実用上問題ないレベルですが、YouTube等で60fpsの滑らかな動画を重視するなら差が出ます。
3. バリアングルモニター
α7 IIIはチルト式のみ。α7 IVはバリアングル式に変更され、自撮りや縦位置動画撮影が容易になりました。
4. BIONZ XRによるAF向上
人物・動物・鳥の認識精度が大幅向上。α7 IIIのAFも当時最高水準でしたが、α7 IVは被写体検出の安定性が一段と上がっています。
α7 IIIのメリット(2026年でも)
- 中古価格が大幅に下落(10〜13万円台)しており、初めてのフルサイズに最適
- 静止画画質は実用上α7 IVと大差なし
- 2,420万画素は写真印刷・SNS用途で十分すぎるスペック
買い替えの判断基準
- 主に動画を撮る → 買い替えを推奨(4K/60p・バリアングルの差が大)
- 主に野生動物・ポートレートを撮る → 買い替えを検討(AF精度の向上が有効)
- 主に風景・旅行写真を撮る → 微妙(解像度差は活きるが価格差に見合うか要検討)
- 主にスポーツ・報道を撮る → α7 IVより上位機(α9 III等)を検討
まとめ
α7 IIIは2026年現在も優秀なカメラです。動画制作や高画素データが必要でなければ、現在のα7 IIIを継続使用するか、その予算をレンズに回す選択も賢明です。一方、動画・自撮り・最新AIAFを求めるならα7 IVへの投資は十分に価値があります。


コメント