フジフィルム56mmF1.2Rレンズのフリンジを検証

レンズ
フジフィルムのレンズ56mmF1.2R

最近購入したフジフィルムのレンズ「56mmF1.2R」のフリンジについて気になり、X-T50(2025年時点で最新の4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを搭載)を使用して検証してみました。

このレンズはフリンジが発生しやすいという評判がありますが、手持ちのレンズで実際のところを確認してみました。

撮影条件と検証方法

撮影は、2025年1月25日の正午ごろ、雲が50%程度空を覆う明るい天候のもとでX-T50(最新の4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」センサー搭載)を使用し、行いました。

フリンジが発生しやすいように逆光で撮影しています。

カメラはAモード(露出優先)でISOは125で固定、シャッタースピードは自動設定です。撮影した写真には左下隅に設定情報を記載し、拡大すると詳細を確認できるようにしています。

フリンジの発生状況

F1.2の開放では中央部に緑のフリンジ、周辺部には赤のフリンジが盛大に見られます。

F1.8でも依然としてフリンジが確認されます。

しかし、F2.8以降からは徐々に軽減され、F4でかなり改善、F5.6ではほとんど気にならないレベルになりました。
F2.8

F4

F5.6

F8

一方、F11まで絞ると回折現象が発生することがわかりました。
F11

F16

このレンズの最適な絞り値はF5.6からF8程度と言えそうです。

検証を終えて

今回の検証では限られた条件下での撮影でしたが、今後は夜景撮影などさまざまなシチュエーションで使用し、このレンズの可能性を探ってみたいです。

フリンジついては味と思って、むしろこのレンズが持つ特性を活かした撮影方法を考えたいと思います。

今回のモデルの蝋梅(ろうばい)です。1月後半になり咲き始めました。落葉後の真冬に花だけ咲くところが面白いですね。

勘違いしていたこと。フジフィルムレンズの「R」表記は高画素対応という意味ではない

ところで、フジフィルムのレンズの「R」の表記を「Resolution(高解像度対応)」の意味だと思い込んでいましたが、実際には「絞りリング付き」を示していることを最近になって知りました。

このレンズもR表記を見て購入し解像力には満足していましたが、R表記が関係なかったとは…

フジフィルムでは4000万画素の高解像度センサー対応として以下のレンズ群を推奨しています。

カメラのキタムラ「フジフイルム XF56mm F1.2 Rの中古在庫一覧」

単焦点レンズ

  • XF8mmF3.5 R WR
  • XF16mmF2.8 R WR
  • XF18mmF1.4 R LM WR
  • XF23mmF1.4 R LM WR
  • XF23mmF2 R WR
  • XF27mmF2.8 R WR
  • XF30mmF2.8 R LM WR Macro
  • XF33mmF1.4 R LM WR
  • XF35mmF2 R WR
  • XF50mmF1.0 R WR
  • XF50mmF2 R WR
  • XF56mmF1.2 R WR
  • XF80mmF2.8 R LM OIS Macro
  • XF90mmF2 R LM WR
  • XF200mmF2 R LM OIS WR

ズームレンズ

  • XF8-16mmF2.8 R LM WR
  • XF16-55mmF2.8 R LM WR
  • XF18-120mmF4 LM PZ WR
  • XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
  • XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
  • XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
  • XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR

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