Nikon Z50 IIがついに発表されました！[2024.11.7]

Nikon Z50 IIの概要

Nikon Z50 IIは、NikonのAPS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラ「Zシリーズ」の新しいモデルで、初心者から中級者向けに設計されています。前機種Z50の良さを引き継ぎつつ、性能や使い勝手が向上しています。持ち運びやすいコンパクトなデザインと、簡単に高品質な写真が撮影できる機能が魅力のカメラです。

Nikon Z50 IIの主な仕様と特徴

撮像素子と画像処理エンジン

• センサー: APS-Cサイズ（DXフォーマット）CMOSセンサー
  Z50 IIは約2080万画素のセンサーを搭載し、優れた解像度と高い画質を実現。背景のボケ感が美しい写真を撮影でき、シャープで豊かな描写が可能です。
• 画像処理エンジン: EXPEED 7
  最新の画像処理エンジンを搭載し、前モデルよりもノイズリダクション性能や色再現性が大幅に向上。高速処理により、連写や動画撮影でも性能を発揮します。

主な機能と改良ポイント

1. オートフォーカス（AF）性能の進化

• 動物・瞳AFの強化
  新しい動物AFと人物瞳AFがさらに正確かつ迅速に被写体を追尾。犬や猫、鳥の目を的確に捉えるため、野生動物やペットの撮影に最適です。
• 低照度環境でのAF
  暗所でもAF性能が向上しており、-4EVの低光量環境でも正確なピント合わせが可能。

2. 高速連写性能

• 連続撮影速度: 最大14コマ/秒
  Z50 IIは前モデルを超える高速連写を実現。動きの速いスポーツや野生動物の撮影で、シャッターチャンスを逃しません。

3. 動画撮影機能の強化

• 4K UHD動画
  フルサイズ読み出しによる高品質な4K動画に対応。クロップなしでの撮影が可能で、広い画角を活かした動画制作が行えます。
• スローモーション動画
  120p対応のフルHD動画で、滑らかでドラマチックなスローモーション表現が可能。
• 動画専用のオートフォーカス
  動画撮影中もスムーズなAFを実現し、被写体に自然にフォーカスが移行。

4. 高い操作性と使いやすさ

• 液晶モニター: 3.2型バリアングル液晶タッチパネル
  チルト式からバリアングル式に変更され、ローアングルやハイアングル、自撮りモードまで対応。あらゆる撮影スタイルで使いやすくなりました。
• 電子ビューファインダー（EVF）: 約236万ドットの高精細表示
  視認性が向上し、撮影シーンに忠実なカラーとコントラストを表示。撮影意図に沿ったフレーミングが可能です。

5. 接続性と利便性

• SnapBridgeアプリ対応
  Wi-Fi（IEEE 802.11b/g/n）とBluetooth 4.2に対応。スマートフォンやタブレットと簡単に連携し、撮影後の即時共有やリモート撮影がスムーズに行えます。
• USB充電対応
  撮影中の充電や、モバイルバッテリーを用いた長時間撮影が可能。

6. 新しいクリエイティブモード

• 20種類のクリエイティブピクチャーコントロール
  撮影時に多彩なエフェクトをリアルタイムで適用可能。シネマティックな表現やユニークなビジュアルを簡単に実現。

Z50 iiに対するユーザーの反応

Nikon Z50 IIの発表に対する反応はさまざまで、多くのユーザーが歓迎する一方で、いくつかの課題や不満が指摘されています。特に目立つのは IBIS（ボディ内手ブレ補正） が非搭載であることへの失望感で、プロ向けAPS-CカメラにはIBISを求める声が多く見られました。また、NikonがAPS-C市場でCanonに遅れを取っているとの指摘や、D500に相当する高性能なミラーレスボディ（例えばZ70やZ500）の登場を期待する声もあり、現状ではCanon R7やR10に乗り換えを検討するユーザーもいます。

Z50 IIにはオートフォーカスや動画撮影機能の改善、N-Log対応といったアップグレードが評価される一方で、これらの変更が大きな魅力に欠けると感じる人もいるようです。また、価格設定やDXフォーマット（APS-Cサイズ）のレンズラインナップ不足に関する不満も目立ちます。

全体的に見ると、Z50 IIは初心者やエントリーユーザー向けのカメラとして一定の評価を受けていますが、Nikonがより高性能なAPS-Cミラーレスを提供することへの期待は依然として高く、多くのユーザーがZ70やZ500、あるいはフルサイズのZ5 IIのようなモデルを待ち望んでいます。

まとめ

Nikon Z50 II は、初心者から中級者、さらにスマートフォンから本格的なカメラへのステップアップを考えるユーザーに最適なAPS-Cミラーレスカメラといえそうです。

前モデルZ50の良さを受け継ぎながら、デザインの洗練と機能の進化が施され、特に動画性能が大幅に向上しました。

自撮りなんて死んでもしない自分にとってはバリアングル液晶になったのは少し残念ですが、ポップアップ式フラッシュが健在なのはうれしい点。
明るさが向上した有機ELビューファインダー、オートフォーカス性能の向上が使い勝手をさらに高めてくれそうです。

バッテリーには従来のEN-EL25を採用し、安心の駆動時間を確保。

本体のみで15万円弱という比較的手頃な価格で最新の機能をいろいろ楽しめるZ50 IIは、初めてのミラーレスカメラとしても、ステップアップの一台としても理想的な選択肢になりそうです。